欧州の人々の心の故郷、クリスマスがやってきました。
欧州の人々の心の故郷、クリスマスがやってきました、。
ベルリン通訳ガイドの後藤裕起子です。
今日もメルマガを開封して頂きありがとうございます。
11月末から、ベルリンは突如として気温が下がり、 雪が積もっておりました。 久しぶりに銀世界が広がり冬景色一色になっていました。 それも1週間の間のこと。 12月10日は、第2アドヴェンツであり、
あと2回でアドヴェンツを迎えると聖夜になります。。 このアドヴェンツというのは、 キリスト生誕の聖夜12月24日まで、1ヶ月の間、 合計4度アドヴェンツが毎日曜日ごとに、第1、第2、第3、 第4、と続いていきます。 なので、
ここ欧州のキリスト教を背景に持っている国々の人々にとりますと 、いわゆる日本でいうクリスマスは、インスタント・ クリスマスという感じですが、何しろドット、1ヶ月の長い間、 クリスマスのお祝いを、飽きることなく、潮が徐々に満ちていく、 太平洋の潮の流れのような、ゆったりとしたテンポで、、。 お楽しみになっております。 さて、読者の皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
一般的に、ドイツの一番美しい季節は、
寒い冬が終わり春風が心地よく頬を撫でていく、 新緑萌える5月と言われております。確かに!!
それのみならず、私のお勧めは、冬の寒い時に訪れるクリスマス市もその一つなんです。 キリスト生誕から、
2000年以上の幾重にも及ぶ星霜が過ぎ去って行ったにも関わら ず、今こうして、 世界中の人々がクリスマスをお祝いする事を鑑みるならば、 キリストの思想は、宗教の枠を乗り越えて文化としても、 広く世界中に広がって行ったと言えるでしょう。 今日、開かれているクリスマス市は、
ビジネス最優先で本来のキリストの思想とは異なる! と捉える向きもありますが、歓びをシェアすることに意義があり、 歓びは次々に感染するもの。。 文化の創造そして伝承は、人間の特権なんでしょう。。ネっ
ザルツブルグを訪問した時、
伝教をするために、キリスト宣教師がやってきて、
山の崖の穴の中に身を隠し、人々に教えを説いたという話を聞きました。 町のマルクトから崖の穴を見ることができます。
こんな穴の中に隠れていたのか、、。弘教のために身を削る思いだったんですね〜、、。
キリストの受難を始め、後世伝授して行く上で、信者の方々が、
長い間困難な受難を
幾たびも克服して行ったからこそ、クリスマスの祭典は、今日のような崩れぬ、 グロバールな平和のお祭りとなったのかもしれません。 恒例のカイザーヴィルヘルム記念教会の前で
ところで、キリストが誕生した日は、歴史家によりますと、
学術的に12月24日ではなく
諸説あるとかもっともキリストが、この闇の最も深い頃に生誕したという方が、
夏に太陽がギラギラ光り、汗をかきながら〜というよりロマンチックな響きがありますよね 笑 南半球にお住いの方は、ホワイトクリスマスではなく、
黄金のクリスマスなんですが、実際それももちろん有り?! 毎年100箇所以上のクリスマス市がベルリンでは開かれており、
1ヶ月の間、市民をクリスマス一色の静かな喜びの中に誘ってくれます。 市にはそれぞれ特徴があり、売っているものも異なります。
焼き林檎の甘すっぱい匂いや、
香ばしい木のみの香りがしてくると、
思わず、屋台の方へ足が向いて行ってしまう。。赤ワインの甘酒グリューワインで冷え切った体を温めた後は、
焼きソーセージにかぶりつく。。
今まで当たり前のように思っていた日常の慣習に対しても、正直、感覚変わってきました。3年に及ぶコロナ禍、その後ソ連・ ウクライナの戦争、イスラエルとパレスチナの紛争 etc.. こんなの、今や幸せすぎて凄すぎます
このクリスマス市は、本来子供達のためにあるのですが、
どっこい大人も、子供に負けないくらい積極的にお伴しています。 笑
ささやかなクリスマスの喜びを、
読者の皆様にシェアできれば幸甚です。 毎年必ず訪れるシャルロッテンブルグ城の前でコロナ禍、仕事が全くなく、
暇に任せて始めましたこのメルマガも、 今回で100回目の佳節を迎えることができました。 時に読者の方から、「何しとん?」と親しくお声をおかけ頂き、「
ドイツもこいつも」を応援して戴き、 大変にありがとうございました。心より御礼申し上げます。 読者の方は神様です。多謝! それでは、一足早く、、I wish you & your family wonderful Christmas & a happy new year
in 2024さて、日本からのお客様とクリスマスが終わりましたら、年末年始にかけて11日間イタリアヘ、 平和旅に出かけて参ります。今からルンルン、、
また101回目の「ドイツもこいつも」でお伝えさせてください。来年こそは、まだドイツを訪問されたことない方はもちろん、何度もいらっしゃったことのある方も是非ともドイツにお越しくだ さいね。
心よりお待ちいたしております。